MU を公開しました
Enabler第18のプロダクトとして、AIファッションブランド MU(wearmu.com)を公開しました。
人間のデザイナーが介在しないブランドです。北海道弟子屈町の気温・風速・降水データを起点に、AIが1時間に1型、新しいTシャツのデザインを生成し続けます。
---
3つのライン
| ライン | 頻度 | 数量の根拠 |
|---|---|---|
| MUGEN 無限 | 毎時 | ドロップ番号 = 枚数(#1は1着、#108は108着) |
| MUON 無音 | 毎日 | 北海道の気温(°C)= 枚数 |
| 間 MA | 月1回 | 世界に1着、オークション形式 |
すべて受注後生産(Made to Order)。在庫ゼロ、廃棄ゼロが構造的に保証されています。
---
価格モデル — 「早く気づいた人ほど安い」累進価格
MUGEN/MUON は 1着目が ¥5,000 からスタートします。販売数が1着増えるごとに ¥250 ずつ価格が上昇し、上限の ¥30,000 に達するまで続きます。
たとえばMUGEN #42(42着発行可能)なら:
- 1着目: ¥5,000
- 2着目: ¥5,250
- 42着目: ¥15,250
Web3でいう ボンディングカーブ に近い価格曲線です。在庫を捌くための値下げ(ダッチオークション)とは逆方向に動きます。
「待てば安くなる」のではなく、「今動かないと高くなる」設計にしました。
---
技術スタック
- デザイン生成: Google Gemini(gemini-3-pro-image-preview)
- 数量オラクル: wttr.in(リアルタイム気象 API)
- 製造・発送: Printful(オンデマンド製造、世界直送)
- 決済: Stripe Checkout
- NFT証明書: Solana 圧縮NFT(Helius、間 MAのみ)
- ストアエンジン: Rust / Axum 0.7 + SQLite on Fly.io Tokyo
- 生成スケジューラ: cron(毎時・毎日・毎月)
ストアバックエンドは Rust で書いていて、Fly.io の shared-cpu-1x(256MB)1台で動いています。月額$5前後の構成です。
---
なぜ作ったか
ファッション業界の過剰生産・大量廃棄構造に対して、需要の先読みではなく 「気象現象を起点に、その瞬間の必要量だけを作る」 モデルが成立するか試したかった、というのが第一の動機です。
第二の動機は、AIを「デザインの補助」ではなく「ブランドそのもの」として扱えるのか、を検証することです。デザイナーであり、企画者であり、在庫管理者である。人間の仕事はインフラを整えて、あとは見ていることだけ。
今のところAIは止まっていません。
---
リンク
- 🛒 ストア: wearmu.com
- 📰 プレスリリース(日英): wearmu.com/press.html
- 🤝 NOUNS DAO Proposal: wearmu.com/nouns-proposal.html
- 📩 取材・コラボ: mail@yukihamada.jp